世の中にブログが流行しはじめてから、かなりの時間が経ったと思う。ブログとは何か?ということをあまり考えることなくここまでやってきた。ホームページを作ったのは1996年だったと思うが、2001年に現在の職場に来てから、忙しさにかまけてあまり更新もしなかった。
私が朝鮮半島の法や経済を研究しながら見る朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)の姿は、2002年の第1回日朝首脳会談以降、特に最近の日本で報道され、あるいは語られる朝鮮の姿とは少し異なる。特に2006年7月5日のミサイル発射以降、強硬一本槍の対朝鮮政策を、「朝鮮はそんなに危険な国なんかなぁ?」という疑問を持ちながら見ている。
このブログの開設は、そんな疑問をもう少し整理して、私が感じている(あるいは経験した)朝鮮の姿を、このブログを読んでくれる人たちにわかりやすく伝えようと思ったことがきっかけである。7月頭にソフトはインストールしたものの、肝心の運用についてよく分からなかったので、記事を書いたのは8月に入ってからになってしまった。
はじめからあんまり力んでしまうと後でつらくなってしまうので、あまりえらそうに書くのは止そうと思うが、日本が近い将来、朝鮮(や周辺諸国)と戦争をしないようにするには、どうしたらいいのだろうかと考えた結果、このブログを通じて、少しでも多くの人が朝鮮について考えるきっかけを持ってもらうことがこのブログの目的である。戦争だなんて、えらく飛躍したことを言うんだなぁ、と思われるかもしれないが、「敵基地攻撃論」というのは、実際に戦争をするということである。そうならないように朝鮮とどう交渉を行っていくのか、という話抜きに戦争の話が出てくるのが、今の時代の怖いところだ。
もちろん、日々思っていることを簡単にまとめられるし、いろいろな批判や意見ももらえるということもブログ開設の大きな目的の一つである。けしからんと腹が立った人も、ぜひその根拠を明らかにして、批判として意見をいただければ幸いである。(そういう人の意見こそ聞きたい)
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