寒い平壌の冬の楽しみの一つが焼き芋だ。焼き芋の屋台は市内各所にある。値段は店によって異なるが、500グラムで100ウォン(実勢レートで4円強)と、自由価格の物価の高い平壌にあっても手頃な値段で売られている(それでも国営企業の基本給は月2000~6000ウォン程度なので、業績が給与に反映されていない業績の芳しくない企業の従業員にとっては、それほど安いとは言えないが)。
焼き芋の屋台には、多くの人が立ち寄り、こんがりと焼けた焼き芋を買っていく。2007年3月の訪朝時に食べた焼き芋は、ふっくらして美味しかった。日本の品種とは異なり、甘みよりもデンプン質が強い素朴な味だった。
市内に焼き芋の屋台がたくさんあるが、どこの屋台が人気があるのかはわからなかった。秋から冬にかけて平壌を訪れた時には、ぜひ食べ比べをしてみたいと思った。
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