2008年2月23日~3月5日の間、訪朝した。今回は、平壌と開城、開城工業地区(開城工団)を訪問した。新潟から平壌までの経路は、ウラジオストク経由の空路が一番早い。しかし、週1便しか飛んでおらず、ロシアでのビザ取得にもいろいろと困難があるので、今回は往路は瀋陽~平壌の空路、復路は平壌~瀋陽の鉄道を選択した。
新潟から瀋陽までは、中国南方航空の哈爾浜経由、中国東方航空の上海経由、大韓航空のソウル経由の3つの経路が使える。最も一般的なのは、ソウル経由だ。
2月22日、新潟空港を出発して仁川に向かう。この日は新潟もソウルも寒かった。ソウルか瀋陽で1泊することになるのだが、今回はソウルで1泊した。
ソウル市内を早朝に出発し、仁川空港を朝8時20分に出る飛行機で瀋陽へ、瀋陽で6時間ほど時間をつぶし、平壌へと向かった。飛行機は相変わらずTu-134。昨年の夏には、An-18も就航していたことがあったので期待したが、昨年ウラジオストク~平壌を登場したのと同じ機種だった。
瀋陽から平壌までは約1時間。前日までの忙しい生活がたたり、離陸するやいなや寝てしまった。気がついたのは、離陸してずいぶんたってから。その後も寝てしまい、次に起きたのは平壌・順安空港に着陸してからだった。
順安空港には、高麗航空が昨年末に受領したと言われていた、ツポレフ204が休んでいた。20年ぶりの新機種導入だ。まだ実際の運行には投入されていないのかもしれないが、これが運行をはじめれば、安全性、乗り心地、荷物の収納など、いろいろな面で改善が見られるようになるだろう。また、この機種ならば騒音規制の問題などもクリアしているので、将来的に日本や西ヨーロッパ諸国にも乗り入れられる。
この日の平壌の気温はマイナス12度。瀋陽も寒かったが、平壌は風が強かった分、寒さを強く感じた。滞在期間中に、l気温は相当上昇し、春を迎えていくことになるのだが、2月後半の平壌は寒いから防寒対策に気をつけるようにと忠告してくれた人たちの言葉をこのとき思い出した。
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