雪景色の平壌から黄砂にけむる平壌へ

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平壌の2月後半は、まだ冬が終わっておらず、暖かくなったと思っても、寒の戻りが来ると相当寒い。ある日、目覚めると市内が異様に静かだった。窓の外を見ると、一面の雪景色だった。積雪は10センチ未満で、午後には道路上の雪はほぼ溶けたが、土が露出している部分や日陰の雪は、それから1週間くらい残っているところもあった。

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雪化粧をした平壌


平壌では、日本よりも明らかに雪の溶ける速度が遅かった。朝夕の気温が低く、一度溶けた雪がまた凍ることと、まだエネルギー事情が厳しく、化石燃料による熱の発生が少ないためであろう。

滞在中に、2月が終わり3月になった。数日しかたっていないのに、3月に入ると昼間の気温がかなり高くなり、10度を超える日も出てきた。それとともに、黄砂が飛来し、平壌市内でも視界が2キロを切る日もあった。春が来るのは嬉しいが、すべてが埃っぽくなってしまい、閉口した。

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