2008年5月、中ロ国境の旅(その5)

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ウスリースクのバスターミナルで最初にしたことは、中国行き国際バスの時刻を調べることだった。

沿海地方随一の対中国交通ジャンクションであるウスリースクからは、中国の黒龍江省各地と吉林省(琿春経由延吉行き)のバスが発車している。

上の写真の通り(光が反射しているので、別の角度からとった2枚を貼り込んである)、ウスリースクからはハルビン、牡丹江、綏芬河、東寧、鶏西、琿春、延吉にバスが出ている(日本人がバスに乗って中ロ国境を越える場合、綏芬河と琿春、鶏西は問題ないが、東寧行きには乗れない。東寧の国境は中国人とロシア人のみ通過可能で、第3国人は通過不可能だ)。

番号 出発地 経由地 目的地 発車時刻
805 ウスリースク   牡丹江 8:30  
805 ウラジオストク ウスリースク 牡丹江 10:40  
807 ウスリースク   綏芬河 7:40 12:10
808 ウスリースク   東寧 9:50 16:30
810 ウスリースク 琿春 延吉 8:00  
812 ウラジオストク 綏芬河 ハルビン 8:20  
813 ウラジオストク 東寧 ハルビン 8:50  
814 ウスリースク   鶏西 8:10  

ちなみにバスの運賃だが、これは結構高い。近距離でも1050ルーブル(約4200円)を下回るものはない。ウラジオストク~ハルビンでも2000ルーブル(約8000円)なので、700ルーブル位は出入国に関連する費用ではないかと推測される。

ちなみに、中国からロシアに向かう国際バスの料金は、ロシアで買う値段の6割程度だ。福岡~釜山のビートル号なども日本で買う方が高いから、ロシアの方が物価も高いので、このような値段設定になるのだろう。



帰りのきっぷを買わないといけないのだが、綏芬河に抜けるか、鶏西に向かうか、それとも同じ道を戻って延吉に向かうかで迷った。帰りの飛行機は延吉発なので、黒龍江省に出てしまうと、延吉に戻るのが大変だからだ。黒龍江省内は比較的高速道路が完備されているが、黒龍江省から、延吉へ向かう道は普通の国道しかない。

結局、この日は結論を出すのをやめて市内の探検に向かうことにした。

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